アトレ竹芝-“駅ソト”開発で街を創る-

Special Talk

2020年6月にアトレ竹芝が竹芝駅周辺エリアの新しい商業施設「WATERS takeshiba」内にオープンしました。WATERS takeshibaは、JR浜松町駅から徒歩6分、浜離宮恩賜庭園の目の前に位置する自然豊かなウォーターフロント複合施設です。オフィスや人気レストランはもちろん、ラグジュアリーホテルや劇団四季の専用劇場、干潟、船着場「ウォーターズ竹芝前」など多彩な施設が集結し、都心にありながら自然に包まれる「東京の水辺」として、訪れた人たちの心をうるおしています。これまで駅に直結したショッピングセンターを展開してきたアトレにとって、初の“駅ソト”開発となります。この新たな挑戦「アトレ竹芝開発プロジェクト」を成功させるべく第一線で活躍したのが、アトレ竹芝店営業部の岩野知佳さんと開発企画部の寺尾淳さんです。仕事に対して情熱を持つ2人は、どのようにアトレ竹芝を創り上げていったのでしょうか。それぞれの想いについて伺いました。

寺尾淳

開発企画部
2009年入社
岩野知佳

営業部
2013年入社

※所属部署は取材当時のものになります。

「感性に、遊び場を。」
をコンセプトに
アトレ初の
“駅ソト”施設を創る

岩野:アトレ竹芝は「WATERS takeshiba」の商業施設です。私は同開発プロジェクトの一員として、マーケット調査・分析やコンセプトワーク、テナントリーシングまで一連の開発に携わりました。本プロジェクトの大きな特徴は「まちづくり」を強く意識した開発が進められたこと。マーケットの特性を分析する、これからどのような街にしていきたいか議論を重ねる、イメージする街、業態、ショップなどを検討する……。パートナー企業との議論や折衝は苦労の連続でした。けれど、ゼロから街をつくる仕事は、とても夢のあるもの。ここで経験したやりがいのある仕事が、私を大きく成長させてくれたと思っています。数々の困難を乗り越えて、2020年6月、アトレ竹芝はオープンの瞬間を迎えました。コンセプトは「感性に、遊び場を。」ショッピングだけでなく、あらゆるエンターテインメントを体験できる施設です。現在は、この施設の運営担当として、忙しい毎日を過ごしています。描き、創るだけでなく、この街を育んでいく役割を任されたことは私にとってこれ以上ない喜び。パートナーの皆さんと手を取り合い、竹芝を「住みたい」「行ってみたい」と思える街に成長させたいです。

Project Photo

開業プロモーション第1期のポップアップスペースの様子。
駅ソトでの初めての複合施設になることで、段階を踏んでプロモーションをしていきました。
その時の最初のイベントでもあるポップアップスペースでは、ウォーターズ竹芝の名称と水辺・緑のイメージを打ち出していました。

商業立地ではない竹芝で少しでも居心地よく時間を過ごせるよう、ショップの採用活動にもお役に立てることを願って、快適なクルーラウンジを考えました。
様々な過ごし方を提案するクルーラウンジを2か所につくりました。

ショッピングの枠を
超えた
次世代の
商業施設を実現

寺尾:どうすれば、その街を発展させることができるのか。人々の暮らしを豊かにできるのか。開発企画部のミッションは、街に、人に真摯に向き合い、価値ある商業施設を創り出していくことです。このチームは市場分析や開発コンセプトの策定、テナント企画、リーシング業務などを行うソフト担当と、設計・施工のマネジメントを行うハード担当で構成され、それぞれに強みを持ったメンバーが一丸となって、大規模な開発プロジェクトに挑んでいくことになります。今回の「竹芝プロジェクト」は、アトレにとって、非常に大きな意味を持つものでした。マーケットが未開拓の、竹芝という街に、アトレ初となる駅から離れた施設を開発する。ショッピングの枠を超えた次世代の商業施設を実現する。まさに、ゼロからのチャレンジであったと思います。今までにない価値を実現し、街のカラーを、ライフスタイルを創っていく……。これほどの意義とやりがいを感じられる仕事はなかなかないのではないでしょうか。