建築学専攻の方へ

新入社員座談会-アトレを担う若き力-

Special Talk

アトレの館づくりは社員の魅力や熱意、アイデア次第。たとえ経験の少ない新入社員でも、その意見や思いが尊重され、企画が実現するケースも少なくありません。今回は集合研修を終え、アトレ各店で働きはじめた7名の新入社員が3カ月ぶりに再会。入社時の思いを振り返ってもらうとともに、それぞれの現場=街でどのような刺激を受け、どのような未来が見えてきたのか語り合っていただきました。

MEMBER

  • 奥野 悠香

    アトレ川崎店
    2022年 入社
    文学部

  • 鈴木 大輝

    アトレ目黒店
    2022年 入社
    建設工学専攻

  • 米田 愛里紗

    アトレ恵比寿店
    2022年 入社
    文学部

  • 保栖 晃宏

    アトレ大森店
    2022年 入社
    国際観光学部

  • 内村 彩香

    アトレ大井町店
    2022年 入社
    社会学部

  • 相見 悠一

    アトレ吉祥寺店
    2022年 入社
    経済学部

  • 三洲 小町

    アトレ上野店
    2022年 入社
    都市生活学部

※所属部署は取材当時のものになります。

街の個性を大切にする
アトレの思いに
共鳴して第一歩を踏み出す

奥野:大学では文学部に所属していましたが、街づくりにも興味があって、卒業論文では都市計画をテーマに選びました。思い切った挑戦だったけれど、今こうしてディベロッパーとして街づくりに関われている毎日は、とても充実しています。

三洲:やりたいことにマッチしているのが何よりだよね。私も大学時代から、地域の拠点となる場所をつくってみたいと思ってました。だから、「100の街があれば100の顔のアトレ」という言葉にとても惹かれたことを覚えています。

米田:風土や文化、それから歴史とか、地域のさまざまな要素を大切にして、その地域らしいショッピングセンターを展開していることがアトレの素敵なところですね。私の父親は転勤が多く、昔からいろいろな街を転々としてきました。そうした生活の中で、土地土地の特色を味わい、人々と触れ合う楽しさを知ったので、地域らしさを重んじるアトレの姿勢には共感します。

鈴木:初めてプレイアトレ土浦のこと知ったときは、けっこう衝撃が大きかったかも。土浦の有名なサイクリングロードにスポットを当て、そのベースキャンプとなるような施設づくりを行っていました。徹底的に地域を盛り上げようとするコンセプトがユニークで、大きな可能性を感じたことが印象に残っています。

保栖:「そこに街があるから、アトレが生まれる」。そんな言葉がアトレの思いとして掲げられていますが、地域を第一に考える姿勢に共感して入社を決めた人は多そうですね。僕が就活のとき特に新鮮に感じたのは、プロデュース型運営という手法。主役はショップで、舞台はアトレ、その魅力を引き出すプロデューサーという役目に興味を持ちました。

内村:私も同じです。プロデュース型運営は、お客様とショップ、そしてアトレの三位一体で成り立っていますね。私はこれまでそれら3つの立場を経験したことがあるんです。第一に、ショッピングセンターのアパレルショップで働いたことがあること。第二に、もともと地元のアトレのヘビーユーザーだということ。第三に、学園祭の実行委員会として企画・運営の立場を経験したこと。それぞれの視点や考え方を知っていれば、きっとプロデュース型運営に生かせるだろう。そう思ったことが、アトレに応募したきっかけです。

相見:内村さんはアトレの大ファンだったんですね。僕も一緒で、アトレで働きたい一心、就活中には全ての館に訪問したほどでした。ですから、内定の連絡を受けたときは本当に嬉しかったです。初めてお客様をお迎えしたときに「アトレの一員になったんだな」と喜びがこみ上げていきたことは忘れられません。

前向きに仕事を楽しむ姿勢や
率直な意見発信を
尊重してくれる

奥野:大型店舗のアトレ川崎に配属となりましたが、当初は想像以上の忙しさに驚きました。でも最近ではエリアマネージャーとして少しずつ仕事にも慣れてきて、リーシング業務にも携わる中、ショッピングセンターの成り立ちを学ぶ楽しさを感じています。

相見:アトレ川崎は、競合の商業施設とも密に連携をとっている印象です。

奥野:まさにそのとおりで、さまざまなコラボレーション企画に取り組んでいます。企業の垣根さえ越えて地域社会を盛り上げようとする姿勢は、アトレ川崎の強みではないでしょうか。

鈴木:アトレ目黒では、ただ今、大規模改装工事中です。そのため、ゼネコンや工事業者と連携する機会が多いのですが、初めて聞く言葉だらけでよく冷や汗をかいています。でもこれも貴重な経験ですから、糧にして今後は開発にも携わってみたいと思います。

保栖:僕もアトレ大森で店舗リニューアルを経験しましたが、わからないことばかりで苦戦の日々を送りました。それでも何とか仕事を進められたのは、先輩方が時間を割いて丁寧に教えてくださったおかげですね。皆さん、新入社員の声にも耳を傾けてくれるので、今では積極的に意見を発信するようにしています。改めて人を大切にする会社だなって実感します。

米田:私が担当しているのは、アトレのお買い物で貯まるJREポイントや、CS(お客様満足)、ES(クルー満足)に関する業務です。CSはお客様の意見をもとに改善策を練る業務で、ESはクルーの皆さんのモチベーションアップやスキルアップできる環境をつくる業務。時には厳しい声をいただくこともあって……。

保栖:すべての意見に応えることは難しいし、頂戴した意見をそのまま改善すればいいわけでもないから難しいですね。

米田:そうなんです。きっと大切なのは、その声の奥にある意図を正しく捉え、誠実に対応していくことなのかなって思います。

三洲:お客様やクルーの声と誠実に向き合って、感謝の言葉をもらえたときは心から嬉しいですね。そのために頑張っているといって過言ではないくらい(笑)。私はエリアマネージャーとして担当ショップの売上や運営をサポートする業務にも携わっています。先日、エリアの客層や売上状況について分析データをご提供したところ非常に喜んでいただけました。地道な仕事かもしれませんが、あのときの達成感をまた味わうことが、モチベーションのひとつかもしれません。

内村:このあいだ、若手の先輩と3人で、アトレの魅力を1分間の動画にまとめる企画に取り組みました。完成後、上司が「楽しんで取り組めた? 楽しんでできたなら、それが一番」と声をかけてくださったことが心に残っています。成功させることも大事だけれど、それ以上に楽しめたかどうかを気にかけてくださったのが嬉しかったです。なるべく自然体で、楽しんで仕事に向き合うこと。アトレならそれは決して難しいことではないと思います。

相見:先輩上司は親しみやすく素敵な方ばかりですね。僕のことを愛称で呼ぶ方も少なくありません(笑)。ただ親しみやすいだけでなく、柔軟でフトコロが広い。私が提案した母校とのコラボレーション企画も承認してくれ、近く実現することになりました。新人だからって遠慮することはない、どんどん意見を発信していいんだって、自信になりましたね!

アトレのある街を
愛してもらうため
未来を思い描く

保栖:若手を尊重してくれる先輩たちの期待に応えるためにも、みんなでアトレを盛り上げていかないとね。

米田:そうですね、お客様やクルーの声を大切にしながら、ショッピングセンターとしてより楽しい体験ができる企画や空間を発信していきたいと思います。

内村:今は学びの毎日で、正直受け身になってしまうことも多いけど……。着実に経験を積んで、いつか自ら積極的に発信していける存在になってみせます。お客様とクルーとアトレ、三者がハッピーになれるような施策を考えられたらなって思うな。

三洲:自分が吸収した情報を総動員して、お客様にアトレがある街を好きになってもらえるような施策を実現できたら素敵ですね。

奥野:そうですね。焦らずに行きましょう。私も、まずは目前の仕事を着実にやり遂げ、先輩たちから知見を吸収することから頑張ります。そのうえで、入社当初思い描いていたように、いつかアトレの街づくりに携わりたいですね。

鈴木:最近ではアトレ竹芝のような“駅ソトアトレ”が誕生し、アトレのベクトルが街中に向かっているようにも感じます。そうしたとき、大学で取り組んだ都市・空間づくりの研究をもっと活かすことができるのではと考えています。アトレの館に空間デザインを取り入れて、いっそう魅力的なものにしたいですね。

保栖:日々の業務を通して、やはりショップあってのアトレだと強く感じます。ショップクルーが気持ちよく働けることがアトレの魅力や収益に繋がっているので、アトレをどんな商業施設よりも満足度の高い施設にすることが僕の目標かな。

相見:僕はその街の有名人になりたいです。例えば商店街にいるみんなが知っている人、食堂のおばちゃんのような親しみやすい名物キャラクター。アトレの相見に会いに行こうと思われるような、街に愛される人になりたいですね。

撮影協力:シロノニワ(アトレ恵比寿西館8F)