建築学専攻の方へ

建築出身座談会-建築 × アトレ-

Special Talk

既存物件の改装や新規開発プロジェクトのプランニングを行う開発企画部では、数多くの建築系の学部出身者が活躍しています。なかには就職先として設計事務所やゼネコンも視野に入れていたものの、最終的に商業ディベロッパーであるアトレを選んだという人も。今回は建築系の学部出身者に集まっていただき、アトレを選んだ理由、そして大学での学びがアトレの仕事にどう活きるのか、などについて話し合っていただきました。

MEMBER

  • 和田 拓也

    開発企画部
    2008年 入社
    工学部

  • 白石 佳織

    開発企画部
    2013年 入社
    創造理工学部

  • 本橋 義明

    開発企画部
    2015年 入社
    デザイン工学部

  • 仁井 のはら

    開発企画部
    2016年 入社
    工学部

※所属部署は取材当時のものになります。

開発と運営のどちらにも
関われるのが
商業ディベロッパーの
面白さ

本橋:アトレの開発企画部には建築を学んだ人が多く働いていますが、建築と一言で言っても学びの範囲は広いですから、興味も知識も人それぞれで面白いですよね。私はもともと図面を書くことよりも、空間に対して計画を行うことに興味があったので、都市計画寄りの学部で学びました。就職でも設計業務へのこだわりはなく、“商業施設という活気のある空間の創出に携わりたい”と、アトレへの入社を決めたんです。

和田:私は建築学科で建物を中心に学んだので、就活中も最初は設計事務所やゼネコンをメインに活動していました。でも徐々に“設計事務所もゼネコンも基本的に作る仕事が中心…”と考えるようになって、せっかくなら自分が携わった建物の運営まで関わりたいと方向転換。特に、駅という特殊な環境での館運営に魅かれ、アトレを選びました。

白石:私も和田さんと同じです。建設するのはゼネコンですが、“どんな商業施設を創るのか”を考えるのはディベロッパーの仕事。どうせなら開発と運営の双方に関わりたいと商業施設を選んだことを覚えています。あとは女性社員の先輩がイキイキしているところも決め手になりました。

仁井:私はショッピング好きが高じてディベロッパーを選びました。とくにアトレは街ごとにそれぞれ違った施設を創っていて、そこに面白さを感じたんです。あとは私も白石さんと同様、“女性が長く働ける環境”だと感じられたところもポイントになりました。

知識も技術も
後からついてくる
まずは「商業施設が好き」
を大切に

白石:現在の仕事ではあまり設計図を書く機会はないですが、大学時代に身につけた建築の基礎知識は、設計会社やデザイナー、施工会社の方々と話す際に活きていると思います。ただ入社してから学んだことの方が多いのは事実です。実際の現場では、建築だけではなく、設備や電気の知識も求められるので、このあたりは日々、勉強していくしかないんですよね。

仁井:確かに、大学で学んだことがそのまま通用する現場ではありませんよね。法令に関してなどは正直、分からないところだらけ。ただ、その用語がどういうジャンルのものか、どんな法令に関わるのかなど、おおよその見当をつけられるのは大学で様々な建築の事例を見てきたからかもしれません。

本橋:そうそう、大学の学びがダイレクトに役立つ場面はあまりありませんが、“建築が好きで学んだ”という経験そのものに意味があるように感じています。昔見た建築物がきっかけで、創りたい空間のイメージがふくらむことも多いですし。

和田:言い換えると、“商業施設が好き”という気持ちさえあれば、後から必要な知識と技術は身に付けられるってことですよね。商業施設が好きで入社後も新しい知識をどんどん吸収できる人であれば、いくらでも活躍する場に巡り合えると思います。

本橋:実際、開発企画部の人って純粋に商業施設が好きな人が多いです。新しい商業施設がオープンすると“視察”として、ウキウキとあちこち見回っていますから(笑)

次の商業施設の
在り方を
ハードの側面から
提言する

本橋:昨今、街の人々の動きや思考は大きく変わっていっています。その変化に対応した空間創りを行っていくことが、これからのアトレの成長には重要だなと感じています。

和田:アトレにご来店いただく意味を今まで以上に考えなくてはいけないですよね。10年ほど前から“モノ消費からコト消費へ”と言われるようになりましたが、その一歩先、次の○○消費が必要となってきました。商業施設における次の文化を、ハードの側面から提言するような館創りをしたいですよね。

白石:確かに商業施設を取り巻く環境はずいぶん変化しました。でも日常を豊かにするような、ワクワクした気持ちを創出する場所を創りたいという気持ちは、ずっと変わらないんですよね。“モノを買う”だけであればいつでもどこでもできる時代だからこそ、アトレらしい館創りで、お客様に特別な体験をお届けしたい。

仁井:私もお客様にとってワクワクする空間創りがしたいという思いは入社前も今も変わってないですね。ただ、視野は広がっていて、アトレで働くクルーの人たちにとっても快適で、働きやすい館でありたいとも考えるようになりました。あくまで主役は建物ではなく、そこで過ごす人たちですから。

白石:目指すは時代の変化に対応した、人が主役の館創り。私たちももちろん頑張りますが、他の個性を持った人が仲間に入ってくれると、さらに心強いですね。